海外駐在員ファミリーの旅行記録
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乗継ぎありの子連れ海外旅行 ~ドーハ空港&カタールエア~

こんにちは!

私は現在、中東某国に住んでおり一時帰国も旅行も乗継を1回以上して旅先へ向かうことがほとんど。(せざるを得ないのです…)

ということで、子どもが生後1か月の頃から基本的に乗継ありの飛行機移動をしています。

正直に言ってしまえば小さな子どもを連れての飛行機移動は、移動時間や大人の体力、手荷物量を考えても直行便の利用が絶対的にラクです。

ですが、行先によっては乗継せざるを得ないケースもあると思うので、今回は我が家がよく利用するドーハ/Hamad International空港とカタールエアについて子連れ視点で書きたいと思います。

 

ドーハ ハマド・インターナショナル空港ってどんなところ?

とても広いけど分かり易い

まず、世界各地に就航しているだけあって、とっても広い空港です。

その一方で、同じく多くの人がトランジットで集まるドバイ空港と比べると、建物は旅行客にとって非常に効率的で分かり易いつくりになっています(あくまで個人的見解ですが)。

その理由は空港の建物自体がが第1、第2…と分かれておらず迷うことがない、

空港中心部に免税店や主だったレストランが集約されており、各ゲートまでのアクセスも分かり易くて無駄がない…等々。

子連れの身としては「前回は第1ターミナルだったけど、今回は第2ターミナルだからbaby careの様子が分からない…」といった不安がないので前回の経験を活かせる利用しやすい空港だと思っています。

空港中央部にある黄クマ↓

乗継ぎの場合はドーハでも手荷物検査を受ける

こちらはトランジットありの旅に馴染みのない方向けの情報ですが、乗継ぎをする場合は乗継地でも改めて手荷物検査を受けることが多いです。

ドーハ空港は広いので、飛行機の到着ゲート(主にゲートまでバスで向かう場合)や到着便の遅延状況よっては手荷物検査を受けずに済む場合もありますが、原則として手荷物検査を受けなければなりません。

したがって100ml以上の液体物は捨て、子ども用のミルクやジュースは係員に申告する必要があります。(子どもの飲物は申告すれば基本的にOKが出ます。)

以前、出張らしき男性がこちらの手荷物検査場で、出発地の免税店で買ったお土産のお酒(大容量)が引っ掛かってしまい、必死に「お土産なんです!高かったんです!」と説明している姿を見たことがありますので、羽田/成田での液体物の購入にはご注意を。

空港に子どもが遊べるアスレチックがある

空港の中心部からそう遠くない場所(Cウィング寄り)に、子どもが楽しめる遊具があります。無料でフラっと利用できるので、トランジットに飽きたお子さんや搭乗前に疲れさせたい親御さんには便利です。

Baby Change Room/Parent’s Roomは広い

お手洗い付近や搭乗ゲートに向かう道の途中で見かけるBaby Change Room/Parent’s Roomは授乳、オムツ替えができる個室タイプで、家族連れでもベビーカーありでも入れる広さです。

ただし、経験上、搭乗ゲートに向かうBaby Change Roomはすぐに入れる率はそう高くないので、搭乗ギリギリまで待ってオムツ替えをするよりは、見つけた時点で利用するのがお勧めです。

また、みなさん搭乗時間を気にしながらBaby Change Roomに来るからか、なかなかの確率で利用中に外からドアをドンドン叩かれますが、「ここがダメなら他を探す」というスタンスの方が多いので、慌ててオムツ替えして出て行ったら誰も待っていなかった…なんてことも多々あります。笑

貨物室に預けたベビーカーは最終目的地まで出てこない

ドーハ空港ではトランジット時にベビーカーを貨物室から出して来てくれるサービスはありません。出発地でチェックインカウンターまたは機側で貨物室に預けたら、次にベビーカーに再会できるのは最終目的地です。

これまで色んな所から乗って、毎回紛失防止のためにベビーカーの受取地をチェックインカウンターで必ず確認していますが、いつも最終目的地と言われます。

ですので、トランジット中にどうしてもベビーカーを利用したい方はBabyzen yoyoなど機内持込み可能なものを用意されると良いと思います。

ちなみに荷物用カートに子どもを乗せている方を見たことはありますが、貸出ベビーカーを見たことは未だにありません。

調乳をしたい場合はフードコート等でお湯をもらえる

まだミルクを飲むお子さんがいるご家庭で、液体ミルクを持参しない場合は、お湯の調達が必要になると思います。

トランジットが短い場合は飛行機が着陸態勢になる前に水筒にお湯を貰っておくと安心です。

お湯を貰い忘れたり、トランジットが長くて空港内でお湯を調達したい場合はフードコートへ行くのがお勧め。フードコートでドリンク等を購入するついでに「Babyのためにお湯が欲しいのでください」と言えば、大体カップにお湯を入れて渡してくれます。

もちろん、レストランやカフェでも同様の対応をお願いできると思います。

また、カタールエアのラウンジを利用予定の方はラウンジ内のBaby careに給湯器があります。

 

ラウンジが沢山ある

カタールエアのラウンジだけでもファーストクラス、ビジネスクラスで分かれており、更にDiners等のクレジットカードで入れるラウンジもあります。

何度か利用したことがあっても覚えられませんので、ラウンジ利用の場合はカタールエアの制服を着たスタッフに声をかけて入り口を教えてもらうのが良いと思います。

ちなみにラウンジはとても広くて美術館?ホテル?と思うほど綺麗です。

ビジネスクラスラウンジ↓

ファーストクラスラウンジ↓

カタールエアのラウンジ内のBaby Change Room↓

トランジットホテルがある

空港内にはトランジットホテルがあります。コロナ禍に各地への減便で乗継が12時間を超えることも多かった時期は、搭乗1か月前には満室というほど需要が高く予約は争奪戦でした。(現在は落ち着いていると思います。)

目的地へのトランジットがとても長い場合は便利です。コロナ禍に何度か利用したことがありますが、広くて清潔でベビーベッドもリクエストできるため当時は大変助かりました。

バスルームには洗面台が2つ、シャワーはホース付きタイプなので赤ちゃんを入浴させる必要がある場合も困らないと思います。

カタールエアってどんな感じ?

サービスは良い

日本人的には飛行機のサービスはJAL/ANAが最高!というイメージがあると思いますが、カタールエアもサービスの良い会社だと思います。これまで幾度となく利用して特に不満に思ったことはありません。

私の周りの外国人の知り合いも、カタールエアがお気に入りという人は多いです。

母国のエアラインよりよっぽど良いから旅行はカタールエアを使うと心に誓っているという人までいます。笑

子ども向けおもちゃ、ビデオ、食事

子どもには離陸前後でおもちゃを配布してくれます。

現在の内容はオリジナルキャラクターのぬいぐるみ(裏返すとボールになるもの)や、バッグやポーチに入った簡単なゲームセット等。

座席で見られるビデオも充実しています。子ども向け映画やゲームも沢山入っているので、長距離フライトでも困ったり飽きてしまうことはあまりないと思います。

ベビーミールはいつもネスレのパウチを渡してくれます。味はその時々で違いますが、こちらは中東のスーパーではよく見かける生後6か月~飲めるフルーツ入りパウチです。

どこ発着の便に乗っても毎回こちらのパウチを頂くのですが、我が子はこれだけでは足りないので、和光堂のお弁当orタッパーに入れたパン、コーンフレーク、フルーツ等を持ち込んで食べさせています。

チャイルドミールを頼んだ場合、大人の機内食とほぼ同じタイミングでランチボックスのようなものを渡してくれます。(全体的に甘めな印象)

チャイルドミールボックス↓

食事①↓

クロワッサン、ジャム入りパン、シリアルバーのようなもの、ジュース、チョコレート

食事②↓

バターロール、ビスケット、チーズ、キットカット、チョコレート牛乳

機内でのオムツ替え

これは航空会社関係なく同じですが、機内のオムツ替え台はビジネス・エコノミー関係なくとにかく狭いです。1歳くらいまではまだ良いのですが、2歳近くになってくると益々狭く感じてオムツ替えが億劫になります…。

あとはオムツ替え台にクッションはついておらず硬いです。私は衛生面も気になるので、除菌シートで拭いたり、オムツ替えシートを敷いて利用しています。

また、万が一手持ちのオムツやお尻拭きがなくなってしまった場合は、クルーに頼むとオムツ替えセットを貰えますが、オムツのサイズは選べませんのでご注意を。

オムツはテープタイプ。生後2か月前後の子どもには大きくて1歳すぎには小さいくらいのサイズ感。オムツのメーカーはその時々で違います。

写真のオムツ、お尻拭き、捨てる用の袋のほかに、オムツ替えパウダーも入っています。

余談ですが、ドーハに限らず多くの空港の薬局ではオムツ、お尻拭き、粉ミルク等ベビーグッズの取扱いがありますので、必要あれば搭乗前後に立ち寄ると安心かと思います。

ただし自信を持って断言しますが、海外のオムツの質は例えパンパースプレミアムであっても日本より圧倒的に劣るうえに決して安くないので、気になる方は沢山持参してください。

ドーハ空港内の薬局↓

子連れで乗って感じること

東京発は別かもしれませんが、カタールエアを利用すると乗客は外国人が多いので、赤ちゃんがグズグズしていても周りの方に嫌な顔をされるような経験はしたことがありません。

むしろ、子どもが泣いていたら「子どもなんてこんなもんよ、気圧で耳痛くないかな?」と言ってくれたり、寝てしまったら体勢を気にかけてくれたり、ベビーが寒くないか心配して余分にブランケットを頼んでくれたりと、周りの優しさに心温まる経験の方が多いです。

月齢が低いお子さんをお持ちで、長距離フライトを心配されている方もいらっしゃるかも知れませんが、月齢が低い方がミルクを飲んで大人しく寝てくれるのでラクです。よく動くようになったり、歩き始めたり、意思表示ができるようになってからの方が大変です。

今思えば、子どものお世話という意味では生後1~3か月頃のフライトが一番平和でした。

国際線は2歳まで膝に抱えて乗れますが、1歳を過ぎたころからジッとしていられなくなるので、さすがに中長距離は大変になってきます。特に満席の便ではお隣に知らない方もいるので、大人は長距離フライトでも眠れる時間はほぼありません。。

ビジネスクラスQsuiteが最高に良い

普段はエコノミー利用者ですが、ビジネスクラスについてもちょっと記します。

カタールエアのビジネスクラス、特にQsuiteは空飛ぶホテルと言っても過言でないほど快適です。現在、羽田発着の機材が基本的にQsuiteタイプ、成田発着はQsuiteだったり違ったりだそうです。

Qsuiteは各座席が完全個室、かつ中央列で進行方向後ろ向きの座席はパーテーションを開けるとダブルベッドになる快適空間を作れます。

飛行機で後ろ向きに座ること自体は、離着陸時以外全く違和感ないので心配無用です。

機内食もとても美味しいですし、アメニティキットはディプティックのものが用意されています。

さらに長距離路線はThe White Companyのパジャマとスリッパも頂くことができます。

もし特別な機会にビジネスクラス利用予定があれば、カタールエアがお勧めです!

窓際個室↓

最後までお読み頂きありがとうございました!

少しでも旅のお役に立てていれば嬉しいです!

★★★★★★★

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中東に暮らす海外駐在員ファミリー。 ベビーを連れて国内外色んなところへ足を運んでいます。 旅行記録、子連れ旅で気を付けていること、ベビーのいる海外生活について綴っていきたいと思います。