こんにちは!
現在、中東在住で子どもが生後1か月の頃から頻繁に国際線を利用しているOpen Sesameです。
短距離~長距離まで、往復合わせて2歳までに30回ほどベビー連れフライトを経験しています。
今回はフライトハックと言うには大げさかもしれませんが、赤ちゃん連れ中・長距離フライトの持ち物や座席、持ち込んで便利だったもの、空港での過ごし方をざっくりと月齢別にご紹介します。
これまでに利用したことがあるエアラインはカタール航空(最多)、エミレーツ航空、エティハド航空、JAL等です。
目次
持ち物編
0~1歳
おむつ替えセット
おむつを用意してくれている航空会社も多いとは思いますが、気を付けなければいけないのがサイズを選べない点。わが子に合うとは限りませんし、むしろ合わない確率の方が高いです。圧縮袋で嵩を減らしつつ、少し多めに持っていくのが安心です。
あとは海外製おむつは日本で販売されているものと比べると圧倒的に質が劣ります。また、おしっこが出たか確認できる線がついてないものも多いです。
私は海外製に慣れている分、日本へ行く度に質の高さに感激しています。
耳抜き用のおしゃぶり
耳抜きに授乳という方もいる思いますが、わが家はおしゃぶりを利用していました。
初フライトの際におしゃぶりを利用してみたところ、痛がることなく普通に過ごしていたのでおしゃぶり派になりました。
調乳グッズ、授乳ケープ
ミルクを利用している方は、液体ミルク、粉(キューブ)ミルク、水筒(お湯を入れておく用)、哺乳瓶等。母乳育児の方は授乳ケープ。
出発時の荷物が重くなりますが、機内でミルクをあげるなら液体ミルクが便利です。
わが家は駐在地で液体ミルクが手に入らないため、粉ミルクを持って調乳しながら中・長距離フライトを経験したこともありますが、お湯の調達、飲ませるまでの準備等、総合的に考えて液体ミルクの利用がおすすめです。
液体ミルクの次におすすめなのがキューブタイプのミルク(ほほえみキューブ)です。
ちなみに駐在地や旅先の薬局・スーパーを何度か見てみたものの、未だにキューブタイプのミルクは日本以外で見たことがないので、復路のフライト分も持って行くと安心かもしれません。
機内では空腹によるグズリ防止のためにいつも早め早めのタイミングで授乳していました。
レトルト離乳食、おやつ
航空券購入時にベビーミールをリクエストできる航空会社は多いですが、食事をもらえるタイミングや離乳食が子どもに合っているとは限らないので、持ち込むのがおすすめです。
ちなみにミルクや離乳食は液体物として、出発地でも乗継地でも手荷物検査で係員に見せる必要があるかもしれないので、1つの袋に纏めておくと検査時にラクです。
着替え
吐き戻したり、水がこぼれたり、おむつ漏れがあったり…なぜ今?!というタイミングで着替えが必要になりますので、少なくとも肌着・洋服1セットは持って行きましょう。
ちなみに私は上記ハプニング全て経験済みです。。
冷え対策の服、おくるみ
機内は夏でも冷えますので、特に中・長距離フライト時は長袖(カーディガン等)1枚持って行くのがおすすめです。
おもちゃ
生後1-2か月だったり、短距離フライトであればおもちゃ無しで乗り切れますが、おもちゃを認識して遊べるようになったらお気に入り&目新しいおもちゃを持って行くのがおすすめです。ただし、どんなに気を付けていても座席の下に落ちたりするので3個くらいだと管理がラクです。
大抵の航空会社でぬいぐるみ等のおもちゃを1つプレゼントしてくれますので、これだけあれば十分に乗り切れると思います。
ちなみに1歳前後~マスキングテープを1つ持っておくと、座席のテーブルに貼ったり剝がしたりして集中してくれますし、剥がした跡もつかないので便利です。
親の着替え
意外と忘れがちなのが親の着替え。パパ、ママも吐き戻されたりしたら服が汚れますので、トップスの替えだけでも1着持つことをおすすめします。
私自身、子どものおむつ漏れで、もう少しで自分の服も汚れるところだったという経験や、ストローマグから水が噴き出てシャツが濡れた経験があります。
抱っこ紐
搭乗前後、あやしに席を立つときなどに活躍します。装着しやすいもの、コンパクトになるものを使うとラクです。
私は月齢が低いころにはコニー抱っこ紐、月齢が上がってからはmont-bellのポケッタブル抱っこ紐を飛行機移動でよく使っていました。どちらもかさばらないですし、装着したまま席に座ってもゴツゴツしないのでおすすめです。
ベビービョルンをつけて座ったこともありますが、快適ではなかった&使わないときに少し邪魔だったので、機内には持ち込まなくなりました。
2歳
1歳までと被る部分もありますが記載していきます!
おむつ替えセット
理由は上記と同じです。オムツが外れていても、離席できないタイミングもあるので、少し持って行くのが安心との知人談。
耳抜きグッズ
おしゃぶりや飲み物を耳抜き用に持って行くのがおすすめです。
ストローマグは気圧の変化で蓋を開けた際に水が噴出するので、利用する場合はご注意を。
わが家は誤って一度噴出させて以来、機内でのストローマグの利用をやめました。クルーに頼んでペットボトルor紙コップを貰って飲むようにしています。(洗い物も荷物も減ってラクです◎)
子どものごはん、おやつ
機内食のタイミングと子どもの食事タイミングが合わないことが多いので、コンビニおにぎりやパン等、何かしらの軽食を持っているとかなり安心です。
わが子は海外ブランドのベビーミール(パスタやリゾット等のパウチ)を嫌がって一切食べないので、小分け包装されたコーンフレークやパン、バナナ等食べられるものをラウンジや売店で入手して搭乗しています。
着替え
こちらも理由は0-1歳と同じ。
冷え対策の服
こちらも理由は0-1歳と同じ。
おもちゃ
こちらも0-1歳と同じ理由。
最近ではお絵描きボードが大ヒットでした。
好きにお絵描きさせたり、親が何かを描いて当てるゲームをしたり、中距離フライトはこれと映画(と睡眠)で乗り切りました。
普段の生活でTVやタブレットをあまり見ないこともあり、機内ではおもちゃ遊びの他にモニターをいじったり映画を見るだけでも新鮮らしく、食いつきが良かったです。
ポータブルの足置き(※条件あり)
空気で膨らませるタイプの足置きがあると、子どもをフルフラット状態で寝かせることができるし座席下に落ちる心配もなく機内を快適に過ごせます。
口で膨らませるのは大変なので、ポンプを押すだけのタイプがおすすめです。
2歳以下でも座席(後方)を購入していたり、乗る予定の便が空いてそうで子どもに1席使えるかも…という時はあったら便利です。
ただし、足元の広い前列や通路側席などでは避難経路確保のために利用できないので、注意が必要です。
ジェットキッズも魅力的ですが、抱っこマンの時期は親の荷物負担を考えると足置きの方が良い気がします。
座席編
※目安として月齢を記載していますが、各家庭の家族構成やお子さんのタイプ(性格)も大きく関わってくると思いますので、あくまでご参考まで!
0-6か月頃
バシネット席を一度利用してみる価値はあると思います。
バシネット席とは体重10kg前後、規定身長(航空会社による)の条件に当てはまるお子さんを持つ方が利用できる足元の広い前列席です。ビジネスクラスにもバシネット設置可能席がいくつかあります。
エコノミークラスの場合、バシネットが設置できる席は大抵ひじ掛けが上がらないので、座席を広く利用することはできません。
これは実際に試してみないと各家庭に合うかどうか分からないのですが、わが子は眠いタイミングで乗ったときはバシネットで3-4時間グッスリ寝ていたこともあり、うまくはまれば便利です。ただ、わが家は寝返り&つかまり立ちをマスターしてからは、ベルト代わりのジッパーを閉めても脱走を図るようになり危険だったので、座席間のひじ掛けを上げて利用できる後方席の方が使い勝手が良くなりました。
6か月頃以降
上述の通り、寝返りとつかまり立ちでバシネット席を安心して利用できなくなって以降は、後方のお手洗いやギャレーが近い席が個人的には好みです。
まず、後方座席はひじ掛けが上がるので運良く一列家族で使える場合は子どもを寝かせることができます。
機体前方の席だと、機内食やごみ回収のタイミングでグズグズしたりオムツ替えが必要になった場合に離席しづらかった経験があるので、機体後部の方がもう少し自由が利く印象です。
国際線は2歳を過ぎたら1席購入する必要があるので、親御さんがどうしても足元の広さに拘らない限りは、後方座席に足置きを設置して乗るのが快適かなと思います。
預入荷物編
ベビーカーの預入れ
普通のベビーカーの場合
チェックイン時、国外多くの空港では手持ちのベビーカーについて‘yoyo type stroller’か否か聞かれます。これは機内持込みサイズのベビーカー(Babyzen yoyoと同タイプ)かどうかという質問なので、該当する場合はyesで持ち込めば良いですし、非該当の場合はラゲージタグを発行してもらってチェックインカウンターor機側で預けます。
海外の空港でベビーカーを搭乗直前まで利用する場合に時々、ラゲージタグの発行を面倒くさがって「機側でクルーがやってくれるからそのままイミグレ行ってね」というスタッフに遭遇しますが、粘ってチェックインカウンターでタグを発行してもらう方が良いです。
機側でタグのないベビーカーはクルーに頼んでその場で荷物番号を発行し、控えを貰うことのになるのですが、これが大体スムーズにはいきません。空港によりますが、機側でタグの発行が簡単にできない場合は、離陸後も暫くベビーカーが積まれたかや荷物番号が分からない…と不安な時間を過ごすことになるので、チェックインカウンターでタグを発行してもらうことを強くお勧めします。
トラベルシステムの場合
預入れの流れ自体は上記と同じですが、トラベルシステムはカーシート部分とベビーカーの土台部分で2つに分かれますので、タグを2つ発行してもらうことをお忘れなく!
なお、至極稀に「子どもは1人なのにベビーカーのタグを2枚も発行できない」というスタッフに遭遇しますが、「2つで1セットのベビーカーで、2枚発行してもらえないのはおかしい」等と断言し、発行してもらってください。
セパレートタイプのベビーカーですか?と聞いてくれるスタッフの方が多いので、心配しすぎる必要はありません。
ベビーカーの受取り
これまでの経験上、外国でベビーカーはスーツケースと同じターンテーブルから出て来ないケースが多いです。
JAL/ANA利用の場合は、外国着でも機側で受け取れるケースも多いかと思いますが、外資系エアラインで同様のサービスは基本的にないと思います。
ベビーカーは大抵oversized baggageに該当し、空港内のoversized baggage専用レーンから出てくるか、さほど大きくない空港であれば空港スタッフがベビーカーのみトロリーに乗せて後からターンテーブル付近に持ってきてくれます。
空港によってはベビーカーがどこから出てくるかアナウンスしていますし、分からなければ待つよりも近くにいるスタッフに聞いてみるのが良いと思います。
おまけ:ベビーカーを袋に入れて預ける…?
わが家のベビーカーは機内持込みできないサイズなので、毎回貨物室行きです。
スーツケースほど雑には扱われないはずですが、何度も飛行機に乗り降りしていれば流石に傷は避けられません。
でも、私は持ち物をなるべく綺麗に使いたいタイプなので、ベビーカーがすっぽり入るナイロン製の収納袋を購入して搭乗時にいつも利用しています。
このおかげでベビーカーは割と綺麗な状態を保てています。出し入れは少し手間ですが、収納袋の表面には穴が開いていたり、擦れた跡も沢山あるので私は袋を買って良かったと感じています。
ちなみに過去のフライトでJAL(東京、バンコク、フランクフルト発)とカタールエア(東京発)については専用のビニール袋を被せてくれました。
カタールエアは出発地によっては時々被せてくれますが、大抵そのままピックアップレーンから出てきます。
私のように傷が気になる方がいらっしゃいましたら、ご参考まで!
空港での過ごし方の一例
0-1歳(歩く前まで)
わが家の場合は深夜や早朝フライトでも子どもが搭乗までに起きてしまったら無理やり寝かせず、少しタイミングが前後してしまっても搭乗までに授乳や食事、オムツ替えをしていました。
理由は、機内でミルクを準備して飲ませるのはバタバタして好みでないため、お腹が空きすぎて機内で離陸までに大泣きするのを避けるためです。
わが子は耳抜きはおしゃぶりor指しゃぶりで十分でしたし、機内が少しでも暗くなると眠くなるタイプなので、必ずしも離陸にミルクのタイミングを合わせる必要はなく、スペースも時間もある搭乗前に色々と済ませていました。
1歳以降(歩き始めてから)
歩き始めてからは、搭乗前に本人が起きている場合はとりあえず自由に動かせています。
機内は狭くて動き回れないですし、動けば少しは疲れるので大人しくなることを期待しています。
あとは深夜発でも本人が起きていたら、ごはんの間隔はあまり気にせず、食べたがる分だけ食事をとらせてしまいます。特に中距離フライトの時は、機内でグッスリ寝ると食事のタイミングを完全に逃したまま着陸になり、ホテルに着くころにはとんでもなくお腹が空いたという経験もあるので…。
優先搭乗を利用するか
まず、わが家は優先搭乗は絶対に利用します。なぜならば、座席真上の荷物入れに必要荷物を入れたいから。
子どもが小さいほど、オムツ、ミルク、離乳食、おもちゃ、着替え等、機内で荷物を取り出す機会が多いのですが、後から乗って遠くの荷物棚を利用せざるを得ない状況はできる限り避けたい。その為に早く乗り込むようにしています。
子連れ優先搭乗が特段アナウンスされない空港もありますが、その場合は子どもを連れて搭乗ゲートのスタッフのところへ行くと高確率で優先搭乗させてもらえます。(私の住む国ではむしろ、子連れを早めに乗せてあげるのは当然のことという感じなのでわざわざ案内していません。)
以上、過去の経験に基づき纏めてみましたが、また飛行機に乗って新しい発見があれば更新していきたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
★わが家がよく利用するドーハ空港&カタールエアについても纏めていますので
よろしければこちらもご覧ください!